About Petit Pli
プチ・プリとは？
2017年、イギリス・ロンドンにて子ども服ブランドとしてスタートした "Petit Pli”。
航空エンジニアのキャリアを持つ創業者のRyan Mario Yasinは、自身の専門分野でもある展開可能な衛星パネルに関する研究と、慶應義塾大学での交換留学時に出会った折り紙の考え方にインスピレーションを受け、子どもの成長にあわせて“成長する服”を開発しました。
材料技術を駆使し、長期間着用できるキッズウェアの開発により、増加する衣類の廃棄と環境負荷の低減を解決することに注力しています。
きっかけはビゴーの誕生
"成長する服”が生まれたきっかけは、ライアンの甥っこ、ビゴーの誕生でした。
ビゴーが生まれてすぐ、ライアンは彼に洋服を贈りましたが、それがビゴーのもとに届いた頃には既にビゴーは成長していて、洋服を着せることができなかったのです。
この原体験を元に、ライアンはある疑問を抱きます。
"いまの子ども服は子どもたちの急速な成長に伴う体型変化に対応していない。子どもの成長とともに成長する洋服をつくれないものか”
そうした経緯で生まれたのが、"成長する服”。人工衛星パネルの技術をからインスピレーションを得たライアンは成長する洋服を作り出し、子どもの成長と共に長く着られる服を開発しました。
"成長する服”は、水や二酸化炭素の排出量を削減し、サイズアウトの度に新しい服を買い続ける必要がありません。
数々のアワードを受賞
そんな斬新でイノベーティブな"成長する服”は、持続可能な服として、子ども服業界にに革命を起こしました。
これまで、世界で最も影響力のある建築デザイン雑誌 dezeen が主催するdezeen awardsをはじめ、掃除機で有名なダイソン社の The James Dyson Awards など、数々のデザインアワードを受賞。
その他、米『TIMES 』誌の「ベストイノベーションアワード2020」にも選出されるなど、デザインやアートの分野でも注目を集めています。
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私たちの世界について
服の削減
服を作るお仕事を「アパレル産業」といって、 生活するのに必要な服を作っているのがアパレル産業なんだけど、 地球を一番汚してしまう産業のひとつでもあるんだよ。
みんなは、生まれてから2歳になるまで、なんと7サイズもどーんと成長してるんだ。
大きくなるたびに服を買い変えていたら、たくさんの服が捨てられて、ゴミがどんどん増えていくと思わない?それってたいへん！
宇宙工学がヒント
そこで誕生したのがプチプリ。 あるとき、プチプリを作ったライアンさんは、おいっ子のビゴー君にすてきなお洋服をプレゼントしたんだけど、いざ着させてみようとしたら．．．ビゴー君は大きくなっていてもう着れなかったんだ！ショックを受けたライアンさんが、大きくなっても着続けられる服は作れないか．．．と発明したのが、この「成長する服」！
これは人工衛星パネルにも使われているじゃばら折りをヒントにしてるんだ。
地球にやさしく
この服を作るのにも、地球を汚してしまいそうだなと思ったそこの君。 安心して！ なぜなら、プチプリの服を作っているポルトガルの工場は、地球を汚さないように、環境にやさしいグリーンエネルギーのみを使っているから。グリーンエネルギーとは、水、太陽、風、バイオマスなどの自然エネルギーのこと。それらのエネルギーを効率的に利用することで、地球を汚さずにプチプリの服は作られているんだよ。
削減・再利用
さて、ここでクイズ！ プチプリのジャケットとズボンを作るのに、何本のペットボトルが必要でしょうか？ 3本？ それとも5本．．．？ 正解は．．．11本！ プチプリの服が1着作られるたびに、11本のペットボトルが地球からなくなって、「成長する服」に生まれ変わるってすごくない！？ 洋服もできて、ゴミも減らせるなんて、良いことだらけ。お互いウィンウィン！
チームワーク
そして君たちに知ってほしいことがもう一つある。それは「チームワークは夢を実現できる」ということ。つまり、みんなで協力しあえば、なんだってできちゃうということなんだ。このプチ・プリも、航空宇宙エンジニア、プロダクト／ファッションデザイナー、社会学者、神経科学者など、さまざまな分野の人たちの知恵を力を合わせてできているんだよ。